平田機工株式会社（本社：熊本県熊本市、代表取締役社長執行役員：平田雄一郎、以下「当社」）は、 2024 年 5 月 16 日にリリースした案件に引き続き、電気自動車（EV）向けバッテリー充放電関連設備案件を受注しましたのでお知らせいたします。

記

Ⅰ． 受注の背景

• 当社は、自動車（EV、内燃機関系、ハイブリッド）、半導体、家電などさまざまな産業分野に向けて、多様な生産設備の製造・販売事業を世界的に展開しております。
• このうち、自動車分野につきましては、従前の内燃機関系に加え、2016 年度より EV 関連の生産設備（EV 用ドライブユニットの組立ライン等）を手掛けております。
• EV 向けバッテリー充放電関連設備につきましては、2022 年度より本格的に参入し、納入実績を積み上げております。
• 今回、これまでの実績に裏打ちされた大規模案件への対応力、プロジェクト管理能力ならびにEV向けバッテリー充放電関連設備の多くの納入実績等が評価され本案件の受注に至りました。
• この 4 月から本分野に関する専任部署を立ち上げ、お客様の多様なニーズに応える製品開発やさらなる品質の向上に取り組んでおります。今後も本分野での受注拡大に努めてまいります。

Ⅱ. 受注案件概要

1. 受注金額 ： 約 ５6 億円
2. 受注設備 ： EV 向けバッテリー充放電関連設備 （４ライン）
3. お 客 様 ： 守秘義務に基づきお客様名は非開示といたします。なお、当該お客様と当社の間に開示すべき資本関係、人的関係はございません。また、関連当事者間取引にも該当いたしません。
4. 生産拠点 ： 関東工場（栃木県宇都宮市）
5. 累計受注額 ： 2022 年度以降に受注した EV 向けバッテリー充放電関連設備の累計受注金額は、今回受注した案件を含め約 150 億円 （合計 11 ライン）です。

Ⅲ． 業績への影響

今回受注した案件は、工事の進捗に応じ順次売上を計上いたします。上記受注による売上の一部は当期業績に反映しますが、一部は来期以降の業績に寄与すると見込んでおります。

①「充放電工程」とは

バッテリーセル工程の最終工程。組み立てられたセル（電池）に充電・放電を繰り返し、バッテリーを活性化させる（バッテリーとしての機能をもたせる）工程。

②EV 向けバッテリー製造工程における当社の担当領域

一般的な EV 向けバッテリー製造工程と今回当社が担当する領域は上図の通りです。

当社は、充放電関連設備に加え、すでに「モジュール工程」「パッケージング工程」の受注実績があります。今後は上流の「ロールプロセス」「組立」工程の受注獲得にも取り組んでまいります。

③過去のプレスリリース

2024 年 1 月 9 日付け

■EV 向けバッテリー「充放電関連設備」の大型案件受注に関するお知らせ

■https://www.hirata.co.jp/news/archives/1596

2024 年 5 月 16 日付け

■EV 向けバッテリー「充放電関連設備」案件の受注に関するお知らせ

■https://www.hirata.co.jp/news/archives/1619