EV向けバッテリー「充放電関連設備」案件の受注に関するお知らせ

経営

2024.05.16

 平田機工株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役 社長執行役員:平田雄一郎、以下「当社」)は、2024年1月9日にリリースした案件に引き続き、電気自動車(EV)向けバッテリー充放電関連設備案件を受注いたしましたので、お知らせいたします。

I.受注の背景

  •  当社は、自動車(EV、内燃機関系)、半導体、家電などさまざまな産業分野に向けて、多様な生産設備の製造・販売事業を世界的に展開しております。このうち、自動車分野につきましては、内燃機関系に加え、2016年度よりEV関連生産設備を手掛けております。
  • EV向けバッテリー充放電関連設備につきましては、2022年度より本格的に受注を開始しております。
  • 今回、これまでの受注実績に裏打ちされた大規模案件への対応力ならびにEV向けバッテリー充放電関連設備の納入実績等が評価され、今回の受注に至りました。
  • 今後もお客様のニーズに応える製品開発や品質の向上に取り組み、本分野での受注拡大に努めてまいります。

Ⅱ.受注案件概要

1.受注金額:  約25億円

2.受注設備:  EV向けバッテリー充放電関連設備(2ライン)

3.お  客  様:  守秘義務に基づきお客様名は非開示といたします。

(該当お客様と当社の間に開示すべき資本関係、人的関係はございません。また、関連当事者間取引にも該当いたしません)

4.生産拠点:  関東工場(栃木県宇都宮市)

5.累計受注金額 :  2022年度以降に受注したEV向けバッテリー充放電設備の累計受注金額は、今回受注した案件を含め90億円超(合計7ライン)となります。

※なお、当社はおおむね50億円以上の受注案件を開示の目安としておりますが、本件は社会的にも関心の高いEV関連の案件であるため開示しております。

(ご参考)

①「充放電工程」とは

バッテリーセル工程の最終工程。組み立てられたセル(電池)に充電・放電を繰り返し、バッテリーを活性化させる(バッテリーとしての機能をもたせる)工程。

② EV 向けバッテリー製造工程における当社の担当領域

一般的な EV 向けバッテリー製造工程と今回当社が担当する領域は上図の通りです。

当社はこれまで国内や北米、欧州の自動車メーカーから「モジュール工程」「パッケージング工程」の受注実績がありますが、今後は上流の「ロールプロセス」「組立」工程の受注獲得にも取り組んでまいります。

③ 2024 年 1 月 9 日プレスリリース

■EV 向けバッテリー「充放電関連設備」の大型案件受注に関するお知らせ

https://www.hirata.co.jp/news/archives/1596

Ⅲ.業績への影響

 本案件は、工事の進捗に応じ順次売上を計上いたします。よって、上記受注による売上の一部は当期業績予想に反映しますが、一部は来期以降の業績に寄与するものと見込んでおります。

Ⅳ. 当社概要
会社名 平田機工株式会社
本社所在地 熊本県熊本市北区植木町一木111番地
代表者名 代表取締役 社長執行役員 平田 雄一郎
設立 1951年12月29日
資本金 2,633 百万円
事業内容 各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造ならびに販売
上場市場 東京証券取引所 プライム市場(証券コード 6258)
従業員 連結 2,234名
単体 1,359名 ※2023年3月31日現在
事業所 国内7拠点(熊本県4拠点、栃木県、滋賀県、東京都)
関係会社 国内3社(熊本県2社、東京都)
海外9社(アメリカ、メキシコ、ドイツ、シンガポール、タイ、マレーシア、中国・台湾)
ウェブサイトURL

https://www.hirata.co.jp/