サプライチェーンマネジメント
当社グループはお客さまやサプライヤーさまをはじめとするステークホルダーの皆さまから信頼され、選ばれる企業であるために、調達活動においても企業の社会的責任を果たしています。また、「調達基本方針」をサプライヤーさまと共有し「HirataCSR調達ガイドライン」に沿って責任ある調達活動、継続的な改善に取り組みます。
調達基本方針
① 法令、モラルを遵守した調達活動を行います
② サプライヤーさまとは対等なパートナーとして公平かつ公正な調達活動を
行います
③ サプライヤーさま・調達品選定の際には人権および環境負荷低減に十分
配慮した調達活動を実施します
HirataCSR調達ガイドライン(2025年9月改定)
CSR調達への取り組み
当社は、製品および原料などを調達するに当たり、品質、性能、価格および納期といった従来の項目に環境、労働環境、人権などへの対応状況の観点から要求項目を追加することで、サプライチェーン全体でCSR(社会的責任)を推進しながら改善する活動を行っています。
2024年度には、国内外の重要な仕入先と位置付ける172社に対してCSR調達セルフ・アセスメントを実施しました。同時に「Hirata CSR調達ガイドライン」の遵守とご協力への同意をいただいています。(セルフ・アセスメントおよび同意確認書の回収率99%)
またCSR活動の意義や考え方への理解増進を目的として、一部のサプライヤー様にはCSR調達監査を実施し改善要望を行っています。なお、監査対応としては2023年度は24社、2024年度は37社実施しました。
事業継続計画
当社は近年、多発する地震・水害など重大な自然災害の発生時、当社の生産活動への影響を最小限にするために、サプライヤー様に対し、被害状況の確認を速やかに実施しています。また、CSR調達セルフ・アセスメントによるサプライヤ様の取り組み状況の把握、CSR調達監査でのBCP普及啓発活動にも取り組んでいます。CSR調達セルフ・アセスメントのBCP評価では、2023年度には平均3.0点でしたが、2024年度には平均3.4点にスコアアップしました(4点満点)。今後もレベルアップに向けた取り組みを継続します。
パートナーシップの構築
サプライヤー通報窓口(サプライヤーヘルプライン)開設
公益通報者保護法改正への対応およびガバナンス強化に伴い、2022年4月1日サプライヤーヘルプラインを開設し当社ホームページに窓口を掲載しました。ご提供いただいた情報を基にヘルプライン事務局(当社法務・コンプライアンス部)により社内調査を行い、是正および再発防止策を講じます。通報に関する秘密は厳守し、通報に対する報復行為は一切行いません。
通報方法 | 当社Webサイトに専用窓口を設置 https://www.hirata.co.jp/contact/hl-supplier/ |
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通報対象 | サプライヤーさま(当社の生産活動に必要な物品、ソフトウェア、用役、設備などの購入先) |
通報後の処理 | 通報された事案に関する事実関係の調査を速やかに行い、コンプライアンス違反が判明した場合には、速やかに中止命令、是正、再発防止などの必要な措置を講じる |
通報実績 | 2024年度:通報件数1件(通報に対する対応率100%) |
受付窓口
サプライヤーの方は、下記フォームから貴社情報とともに、ご提供いただけるサービスやご提案をお送りください。
サプライヤー通報窓口
責任ある鉱物調達方針
CAHRAsで指定された高リスク地域で採掘や取引が行われる鉱物は、児童労働や強制労働などの人権侵害、紛争などのリスクがあります。
方針
Hirataグループは人権尊重の考え方に基づき、人権侵害リスクのある鉱物の使用回避に向けた取り組みを実施します。
取り組み
経済協力開発機構(OECD)が定めたデューディリジェンスガイダンスに基づき、購入品における使用鉱物の原産地調査を行い、紛争鉱物など人権リスクのある鉱物の使用が判明した場合は、速やかに排除に向けた対応を実施します。
2024年11月8日
平田機工株式会社
代表取締役社長
責任ある鉱物調達への対応
当社は人権侵害や労働問題などを引き起こす要因となっている鉱物および児童労働や環境破壊のリスクをはらむ鉱物について、その使用を調査、監視するための国際的な取り組みを認識し、調査を行っています。RMI(Responsible Minerals Initiative)の情報更新に伴い、調査フォーマット(CMRT*1、EMRT*2)を活用し、定期的に各サプライヤーさまから購入した製品の調査を行っています。
*1 CMRT:対象鉱物 タンタル・タングステン・スズ・金
*2 EMRT:対象鉱物 コバルト・マイカ・銅・グラファイト・リチウム・ニッケル