サプライチェーンマネジメント

当社グループはお客さまやサプライヤーさまをはじめとするステークホルダーの皆さまから信頼され、選ばれる企業であるために、調達活動においても企業の社会的責任を果たしています。また、「調達基本方針」をサプライヤーさまと共有し「HirataCSR調達ガイドライン」に沿って責任ある調達活動、継続的な改善に取り組みます。

調達基本方針

① 法令、モラルを遵守した調達活動を行います

② サプライヤーさまとは対等なパートナーとして公平かつ公正な調達活動を
 行います

③ サプライヤーさま・調達品選定の際には人権および環境負荷低減に十分
 配慮した調達活動を実施します

HirataCSR調達ガイドライン(2024年7月改定)

CSR調達への取り組み

当社は、製品および原料などを調達するに当たり、品質、性能、価格および納期といった従来の項目に環境、労働環境、人権などへの対応状況の観点から要求項目を追加することで、サプライチェーン全体でCSR(社会的責任)を推進しながら改善する活動を行っています。
2021年度~2023年度までに、CSR調達セルフ・アセスメントを重要な仕入れ先と位置付ける135社に実施しました。同時に「Hirata CSR調達ガイドライン」の遵守とご協力の同意をいただいています(セルフ・アセスメントおよび同意確認書の回収率100%)。
また一部のサプライヤーさまには、ヒアリングおよび監査を実施させていただき、現時点で大きな問題がないことを確認しています。なお、監査対応としては、2022年度は1社、2023年度は24社を実施しました。

事業継続計画

CSR調達セルフ・アセスメントにて事業継続計画(BCP)について調査した結果、取り組み状況が課題であることが判明しました(2023年度までに取引金額上位80%の135社に対して実施)。今後レベルアップに向けた改善を推進します。当社は近年、多発する地震・水害など重大な自然災害の発生時、当社の生産活動への影響を最小限にするために、サプライヤー様に対し、被害状況の確認を速やかに実施しています。

パートナーシップの構築

当社は、内閣府及び経済産業省などが推進する「パートナーシップ構築宣言」を2024年3月に公表しました。「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーン全体の付加価値向上、共存共栄と新たな連携及び振興基準の遵守を目指すことを宣言するものです。当社は、今後も引続きサプライヤーさまとの良好な関係構築に努めてまいります。

サプライヤー通報窓口(サプライヤーヘルプライン)開設

公益通報者保護法改正への対応およびガバナンス強化に伴い、2022年4月1日サプライヤーヘルプラインを開設し当社ホームページに窓口を掲載しました。ご提供いただいた情報を基にヘルプライン事務局(当社コンプライアンス・リスク管理部)により社内調査を行い、是正および再発防止策を講じます。通報に関する秘密は厳守し、通報に対する報復行為は一切行いません。

通報方法 当社Webサイトに専用窓口を設置
https://www.hirata.co.jp/contact/hl-supplier/
通報対象 サプライヤーさま(当社の生産活動に必要な物品、ソフトウェア、用役、設備などの購入先)
通報後の処理 通報された事案に関する事実関係の調査を速やかに行い、コンプライアンス違反が判明した場合には、速やかに中止命令、是正、再発防止などの必要な措置を講じる
通報実績 通報件数2件(通報に対する対応率100%)

受付窓口

サプライヤーの方は、下記フォームから貴社情報とともに、ご提供いただけるサービスやご提案をお送りください。

サプライヤー通報窓口

責任ある鉱物調達方針

コンゴ民主共和国、その周辺国および高リスク地域(CAHRAs)で採掘や取引が行われるタンタル、タングステン、スズ、金などの鉱物は、児童労働や強制労働などの人権侵害、紛争などのリスクがあります。

方針
Hirataグループは人権尊重の考え方に基づき、人権侵害リスクのある鉱物の使用回避に向けた取り組みを実施します。

取り組み
経済協力開発機構(OECD)が定めたデューディリジェンスガイダンスに基づき、購入品における使用鉱物の原産地調査を行い、紛争鉱物など人権リスクのある鉱物の使用が判明した場合は、速やかに排除に向けた対応を実施します。

2024年11月8日
平田機工株式会社
代表取締役社長
署名

責任ある鉱物調達への対応

当社は人権侵害や労働問題などを引き起こす要因となっている紛争鉱物*1および児童労働や環境破壊のリスクをはらむ鉱物について、その使用を調査、監視するための国際的な取り組みを認識し、調査を行っています。RMI(Responsible Minerals Initiative)の情報更新に伴い、調査フォーマット(CMRT、EMRT*2)を活用し、定期的に各サプライヤーさまから購入した製品の調査を行っています。

*1 紛争鉱物:タンタル、タングステン、スズ、金およびコバルトのうち、コンゴ民主共和国および その周辺国で産出され、深刻な人権侵害を行っている武装勢力の資金源になっている、と目されるものを指す。
*2 CMRT: Conflict Minerals Reporting Template
     EMRT: Extended Minerals Reporting Template