製品安全・品質向上

お客さまのベストパートナーとして、品質・安全・生産性に対するさまざまなご要望を確実に具現化し、信頼と満足を全世界にお届けできるよう、取り組んでいます。

品質マネジメント

当社では、製品の安全性向上のための施策推進をはじめ、ISO9001に基づく品質管理体制を構築しています。

品質方針詳細

品質マネジメントシステムの継続的な改善を通じて、品質向上・生産性向上・顧客満足の向上に努める

  1. お客さまに満足していただける製品およびサービスの提供

    • 技術を高め、安全で生産性の高い製品を提供する

    • 契約内容の確認および文書による情報の共有化

    • クレーム対応の体制整備および再発防止の徹底

    • 顧客満足度の向上

  2. 高い品質のものづくり

    • 原理・原則に基づいた信頼性確保の設計(信頼性工学)

    • 設計審査、検証、妥当性確認による品質リスクの低減

    • 法規・規格の遵守

    • 製品安全およびHirata Standard(ヒラタ社内標準)の製品への反映

    • 検査規格の明確化による製品完成度の向上

    • サプライヤー管理および変更管理の徹底

    • 統計的管理手法を用いた管理・改善活動および問題解決力の向上

  3. 多種少量生産の中における標準化、共通化の確立

    • 標準化の推進

    • 共通化の推進

    • ユニット化の促進

    • 商品(量産型製品)の積極的な開発・管理

品質マネジメント推進体制

品質マネジメントシステム

品質マネジメントシステムの具体的な取り組み

PDCAによる品質マネジメントシステムの活用

当社はISO9001の認証を取得しており、受注、設計・開発、調達、製造、組立、出荷・梱包に至る各プロセスにおいて手順を定めて標準化を推進し、品質の安定化と不具合の未然防止を図っています。また、クレームなどの品質状況の監視、顧客満足度(CS)調査やマネジメントレビューなどによる活動の結果に基づく継続的な改善に至るまで、PDCAを意識した活動を行っています。

ISO内部監査や当社サプライヤーさま向けの「品質マネジメントシステム審査」の実施

当社の品質マネジメントシステムは、毎年行われるISO内部監査にてその有効性や適合性を評価し、適宜是正指導を実施することで、確実な是正処置に加え、品質不具合の未然防止に努めています。また、当社とお取引をしていただいているサプライヤーさま向けに「品質マネジメントシステム審査」を実施し、当社製品へ組み込まれる部品単位の品質を保証できる体制を構築することで、より安心安全な製品を提供できるよう取り組んでいます。

品質意識、製品信頼性の向上につながる知識習得

お客さまに信頼と満足をお届けする。その想いの下、品質意識と信頼性の向上につながる教育プログラムを企画、実施しています。製品安全基礎教育は、セーフティーアセッサ有資格者(当社社員)が、事例を交えた教育を毎年行っています。2023年度は製品安全におけるリスクアセスメントの強化を目的に、外部講師による制御システムの安全関連機器部に対するPL(パフォーマンスレベル)の見積もり方についてのセミナーを開講しました。

品質意識と製品信頼性の向上に向けた教育(2023年度実績)

目的・内容

受講者数(名)
品質管理基礎教育(ISO9001入門、ISO監査員) ISO9001に関する基礎知識の習得に加え、業務プロセスの統一による効果やPDCAサイ クルの重要性などISOに対する理解を深める。 57
QC手法教育(なぜなぜ分析、QC7つ道具) 収集したデータ分析および要因分析能力、問題に対する根本原因の追及などのスキル習得により、問題の早期解決と再発防止策の有効性向上につなげる。 101
検査員講習 検査業務の基礎知識の習得に加え、検査員としての心構えを養うことで、検査工程の信頼性向上による品質不具合の流出防止につなげる。 41
ヒューマンエラー防止教育 ヒューマンエラー防止の考えを取り入れることで、「ミスが発生しにくい仕組みづくり」を活性化させる。 78
製品安全基礎教育(機械安全編、電気安全編、 製品リスクアセスメント編) 製品安全に関する基礎知識の底上げと安全意識の向上につなげる。 470
制御システムの安全関連部に対するPLの見積もり方 (社外講師) ISO13849-1に基づいたPLの考え方と、SISTEMA(ソフトウェア)を用いたPLの見積もり方を学び、今後の製品リスクアセスメント実施に必要な知見を得る場を提供する。 36

お客さまのご意見を反映する改善体制の構築

当社では、お客さまと接する機会のあるすべての部門を通じてご意見・ご要望をお聞きしています。サステナビリティ活動計画の目標である2030年までに、顧客満足度調査の平均スコア4.5点以上の達成を目指し、お客さまよりいただいたご意見、ご要望を参考に取り組みを行っています。
また、課題を明確にするため、2023年度は、より多くのお客さまに調査のご協力をお願いし、64件のご回答をいただき、全評価項目の平均スコアは、3.74点となりました。