製造技術(自動車関連設備)

現在の仕事内容はなんですか?

北米自動車メーカー向けに、駆動部でありパワートレインと呼ばれるエンジンやモータの組立ラインの製造を担当しています。全長1kmを超えることもある組立ラインは、数千の部品、数百のユニットや装置で構成されており、それらのたくさんの装置によってドライブユニットが組み立てられます。
業務の工程は、組み立て、試運転調整、出荷、現地据え付け、生産サポートに分けられます。業務を進める上で特に意識している点は、品質、コスト、納期の3点です。製品をお客さまに提供する上で非常に重要で、特にこの3点を意識して業務を進めることで、お客さまに満足していただける製品を提供ができます。海外出張に行く機会も多いため、普段では経験できないことを体験できます。

当社への入社の決め手は?

ものづくりの市場は次々に自動化が進むという話を聞いたことがあり、それをきっかけに生産システムに興味を持つようになったことを覚えています。
最初は進路指導の先生から平田機工を紹介していただき、企業研究をしていく中で多種多様な分野でグローバルに活躍する平田機工に惹かれ志望しました。グローバルに活躍している平田機工だからこそ、世界中での仕事を通じて個人の見聞を広げ、能力を高めながら数多くの機会を得ることができると思いました。
また、平田機工は一貫したものづくり体制を有しており、開発、提案、設計、製作、試運転、生産立ち上げまでのソフトおよびハードのエンジニアリング力を持っているため、さまざまな工程を学ぶことができると思いました。エンジニアとして自身が成長できること、そして会社に将来性を感じたことで入社を決めました。

仕事のやりがいはなんですか?

お客さまの工場で設備が不具合を起こした際に、現場に向かいトラブルを解決することです。
その他にも、お客さまとの生産前の試運転確認、据え付け業務など、会社の顔としてコミュニケーションを取りながらサービスを提供します。お客さまは、私自身を平田機工を代表する社員と認識されているため、責任やプレッシャーは重く、臨機応変に対応する力や自社製品の知識なども必要です。このような大変さはありますが、自分の力でトラブルを解決できた際の達成感にやりがいを感じています。
また、現場での業務はお客さまとの関わりの中で感謝される機会が多い仕事なので、困っている人の役に立てた実感を得られることも魅力の一つです。

成長を感じた瞬間とその時のエピソードを教えてください。

私が初めて担当した組立ラインに新製品追加のための改造工事を行ったときのことです。海外のお客さまに工程の共有、計画や事前段取りなどを綿密に行い、先輩や一緒に働くエンジニアの協力を受けながら、なんとか改造工事を終えることができました。その後、生産がある中で設備のセットアップを完了させないといけないため、細かくお客さまやチームと情報を共有しながらみんなで目標に向かって業務を進めました。新製品の生産に無事にこぎつけたときは、安堵したと同時に、一貫してプロジェクトを完了させることができたという自信がつきました。
まだまだ学ぶことはありますが、製造業務の全容を理解するとともに、各分野の方々とコミュニケーションをとりながら、円滑に業務を進めることができた大切な経験です。
最近では、一人でお客さまのもとに伺っても自信を持って対応できるようになり、自身の成長を感じています。

今後の目標を教えてください。

私の目標は、お客さまや周囲の人から信頼される技術者になることです。現在は、分からないことも多々あるため、先輩方に助けてもらいながら日々仕事をしています。そういった中で少しずつ自分の力だけで対応できることが多くなってきました。現場で自社製品がどのように使われているのかを直接見て触れることで、技術的な知識が身に付いてきていることを実感しています。さらに信頼される技術者になるために、現場でさまざまな経験を積んで、技術的な知識と対応力をさらに向上させていきたいです。
また、将来的には現場の責任者になりたいです。責任者として現場業務が円滑に進むよう、お客さまに満足していただける製品やサービスの提供ができるよう、業務に対しての理解度と知識を高め、常に学ぶ姿勢を忘れることなく、自分自身もいつか先輩方を超えられるように日々スキルアップしていきたいです。

休日のリフレッシュ方法はなんですか?

普段から体を動かすことが好きなので、サッカーやフットサルをして楽しんでいます。海外出張に行った際も、同僚や現地の方々とサッカーをしてリフレッシュしています。年齢や国の垣根を超えて、同じ趣味の仲間がいるのでうれしいです。

※各社員の所属、インタビューの内容などは取材当時のものです。