機械設計(自動車関連設備)

現在の仕事内容はなんですか?

国内・北米自動車メーカー向けに、駆動部でありパワートレインと呼ばれるエンジンやトランスミッションならびにEVモータの組立ラインの機械設計を担当しています。
組立ラインでは、軽いものは数グラム、重いものになると数百キログラム、部品点数も数千個と幅広い部品を使用しエンジンやEVモーターが組み立てられます。これらの組立設備は10年以上使用されることが多く、毎日使用するお客さまにとってはメンテナンス性がよく、止まらない設備を作ることが重要視されます。
機械設計は、お客さまの要望や仕様を把握し、具現化して提案する立場であり、提案内容が疎かになると、出来上がった設備はお客さまの要望を満たさないものとなります。そのため、各工程の中でも特に重要な役割を担っており、苦労もありますが達成感を味わえる業務です。

当社への入社の決め手は?

世界トップクラスの生産設備メーカーで働きたいという思いがあったこと、地元熊本に拠点があること、経営理念である「人を活かす」という言葉に共感したことが入社の決め手です。
もともとものづくりが好きで、ものづくりに携わる仕事に就きたいという思いを持っていました。 就職活動を通して、地元熊本にこれほど大きな生産設備メーカーがあることを知り、さらにいろいろと調べていく中で、「人を活かす」という経営理念の言葉を見つけました。
「人を活かす」とは、誰でも必ず何かしらの能力を有しており、活躍できる仕事や活かす場所があり、一人で出来ない仕事でも、集団として力を合わせれば、大きな成果を生み出すことができるという理念です。どんな人でも活躍できる場があり、集団で大きな成果を生み出せるという当たり前のことですが、その当たり前な経営理念に共感しました。

仕事のやりがいはなんですか?

現在は、北米案件のEVモータ向けの組立ラインを設計しており、慣れない英語でお客さまとコミュニケーションを取りながら打ち合わせを繰り返しています。
お客さまが求める設備を具体化するために、設計を行い、お客さまが満足できるまで品質を高めます。お客さまが満足できる品質を達成するまでには、想定外の問題が多数発生するなど多くの苦労があり、簡単には完成しません。そのため、自分が担当した生産システムには思い入れが強く、完成した設備をお客さまが実際に使用され「Thank you」や「Congratulations」と言っていただいたときに、それまでの苦労が報われ達成感とやりがいを感じることができます。

成長を感じた瞬間とその時のエピソードを教えてください。

私が一番成長を感じた瞬間は、設計責任者としてプロジェクトの立ち上げから担当し、生産設備の検収を終えられたときです。
今までは設計担当者という立場で業務していましたが、このプロジェクトでは設計責任者兼設計担当者という立場で全体の取りまとめと設計業務を行いました。設計担当者では、自身の業務範囲だけを考えていれば問題なく成果を上げることができていましたが、設計責任者は、日程・予算・人員管理などの要素管理やお客さま・他部門とのさまざまなやりとりも自身の業務範囲となり、全体を見て調整し成果を上げる必要がありました。そのため、これまでと違ったスキルが必要でしたが、上司や同僚に相談して試行錯誤を重ね、苦労しながらなんとかプロジェクトを完了することができました。
求められるレベルの高い業務を担当し、自身で考え実行し、成果を出せたときが成長を感じられる瞬間です。

今後の目標を教えてください。

社内・社外問わず多くの人に頼られるシステムエンジニアになることです。
業務において、さまざまな部門の人と打ち合わせを行う中で、多数の問題に直面することがあります。また、お客さまも多数の問題を抱えており、誰に聞けばよいのか分からず、仕事が進まなくなるときがあります。そんなときに「困ったことがあればこの人に聞けば大丈夫」と一番最初に名前が出てきて周りから頼られるエンジニアになりたいです。困ったときに頼られる存在かつ心の寄りどころとなることで、周りの人が安心して業務遂行できると考えています。そのため、さまざまな人とコミュニケーションを取り、知識拡充とコミュニティー拡大に努め、スキル向上を図り、自身を日々磨いています。

休日のリフレッシュ方法はなんですか?

妻と国内旅行に行くことです。旅先で美味しいものを食べ、きれいな景色を見ることで、心身ともにすっきりしてリフレッシュした状態になります。

※各社員の所属、インタビューの内容などは取材当時のものです。