機械設計(半導体関連設備)
現在の仕事内容はなんですか?
業務内容ですが、まずはお客さまの要求に対する構想設計から行います。ロードポートの設計が要求を満たしているかを確認し、もし満たしていなければ、どうすれば要求を満たすかを検討します。要求を満たすことが確認できたら、次に詳細設計を行います。詳細設計までできたら、それをソフト上で3D化し、3D上で取り合いの確認を行います。ここでも再度お客さまの要求を満たせているかを確認します。そして、実際に製品に使用する全ての部品の図面も作成し、ようやくロードポートの製造、組立を行います。製品が完成したら、要求仕様を満たしているかの評価を行うことで最終確認を行います。
ロードポートは年間5,000台以上の販売を行っている量産品ですが、お客さまの要求に合わせてさまざまな仕様に対応する必要があるため、一連の設計業務を迅速かつ正確に行う必要があります。
最近は、ロードポートの新商品の開発にも携わっており、新しいことにもチャレンジしています。
当社への入社の決め手は?
平田機工が世界中で使用されている生産システムを手がけている点に魅力を感じ、私も世界で活躍できると思い、入社を決めました。また、自動車や半導体、家電など、幅広い分野の事業を行っているため、入社後の選択肢も多いのではないかと思いました。
さらに、どの分野においても自分自身の生活に欠かせないものに、ものづくりとして携われることで、仕事にやりがいを感じることができると思いました。
就職活動を始めるまでは、自分自身が生まれ育った熊本にここまで大きな企業があることを正直知りませんでしたが、会社のことを聞いたり調べたり、実際に働いている方々のお話が聞けたことで、よりこの会社で働きたいという気持ちが強くなっていったことを今でも覚えています。
仕事のやりがいはなんですか?
現在は新型ロードポートの開発を行っており、業界の動向、旧機種の改善、規格などさまざまな観点から、より多くのお客さまに満足していただけるロードポートを完成させる必要があります。
ロードポートはコストに厳しい製品であり、お客さまに選んでいただくには、コストダウンが必須です。コストダウンを行うにあたり、使用している機器や製作する部品を一から検討したり、量産品として年間数千台の生産を行うために作りやすい構造を検討するなど、数多くの検討項目があるため大変苦労しています。さまざまな部門の関係者と協力し、一つ一つの検討項目に対して評価や設計を行うことで課題を解決しています。製品の完成に向けて業務を進めていくことにやりがいを感じています。
成長を感じた瞬間とその時のエピソードを教えてください。
初めて開発案件に携わった際は、半導体業界で定められたSEMI規格に準拠することに苦労しました。その時は、SEMI規格に対してあまりにも無知であり、ロードポートの設計が思うように進まず、後工程の作業者に迷惑をかけてしまったことがありました。
現在では、規格も含め、半導体の知識や機械設計の知識が身に付いてきたために、設計をどのように行うべきかを考えながら進めることができるようになってきたと感じています。また、分からないことは知識や経験のある先輩社員に聞くなど、積極的にコミュニケーションをとることで知識を身に付けてきました。そのため、現在では自ら考えることだけでなく、周囲の方に聞くことも仕事だと思い、積極的にコミュニケーションをとることを心掛けています。
今後の目標を教えてください。
新規の開発に多く関わりたいと考えています。新規開発時は新しいことにチャレンジできる機会でもあり、これまでの製品とは異なる、新たな機構や機能を自ら考え、製品への搭載が可能なことが、やっていて楽しく、そして、やりがいを感じる瞬間です。
そのためには、半導体の知識、製品の知識、機械設計の知識など、さらなるスキルアップが必要であると考えており、これまで以上に他部門の方や有識者、部品メーカーの方などと積極的にコミュニケーションをとっていく必要があると感じています。
技術進化の早い半導体業界で遅れを取らないよう、自らのスキルアップと計画性を持った業務の遂行により、迅速に対応を進めていきたいと考えています。
休日のリフレッシュ方法はなんですか?
最近は、2人の娘と県内の公園巡りを楽しんでいます。公園でお弁当を食べたり、子供たちと遊ぶことでリフレッシュしています。
まだ幼い娘たちですが、公園の遊具を一人で登ったり、知らないお友達とも仲良く遊んだりするのを見ると成長を感じ、心が癒されます。
※各社員の所属、インタビューの内容などは取材当時のものです。