機械設計

現在の仕事内容はなんですか?

北米自動車メーカー向けに、駆動部でありパワートレインと呼ばれるエンジンやトランスミッションの組立ラインの機械設計を担当しています。全長1kmを超えることもある組立ライン数千の部品、数百のユニットや装置で構成されており、それらのたくさんの装置によってエンジンが組み立てられます。Hirataでは、世の中にまだ出回っていない未来の製品のものづくりにたずさわる機会が多く、そこにやりがい、面白みを感じます。

仕事を通じて一番心に残った出来事は?

海外のお客さまに対し、自分が初めて担当した組立ラインの内容説明に行ったときのことです。お客さまを前にした詳細説明は初めての上に、英語だったので大変苦労しました。事前に何度も資料を読み、先輩のフォローも受けながら、なんとか承認を得ることができました。やりきったあとは、安堵感と同時に、その後本格的に製作を開始するプロジェクトへの意欲が一層高まりました。

これからチャレンジしていきたいことは何ですか?

今、新規エンジン組立ラインの設計に着手していますが、これまで以上のコストダウンと機能向上が求められています。試行錯誤しながら開発を進め、ようやく試作機の設計が完了しました。従来の設備から大幅に設計を変更したので、期待と不安が半々です。今後は検証と機能改良を続け、胸を張って世の中に製品を送り出せる技術者になりたいです。

※各社員の所属、インタビューの内容などは取材当時のものです。

ある日の一日

8:30

海外出張現地でミーティング

お客さまとの打ち合わせ内容について、当社メンバーで最終確認を行います。

9:00

お客さまとの打ち合わせ

設計図面をもとに自分が担当した装置構成・機能・動作順序などの装置設計内容の説明を行い、客先承認(製作許可)をもらいます。お客さまからの質問にも、上司のフォローをもらいながら答えていきます。慣れない英語での説明は不安ですが、入念な準備をしながら対応していきます。

12:00

昼休み

出張メンバーや現地メンバーと昼食をとります。昼食後は午後からの打ち合わせの準備に入ります。

13:00

お客さまの工場見学

午後はお客さまの工場を訪問します。実際に生産ラインを据付ける工場を見学することで、設備納入におけるさまざまなリスクを検討します。

Point
以前からお付き合いのあるお客さまでしたので、8年前に当社が納めたエンジン組立ラインが現役で動いていました。自社の設備が整然とエンジンを組み立てている光景を見るとうれしく思います。簡単な仕事ではありませんが、自分が担当したラインも同じように動き、世界中に製品を送り出すことを考えると、今までの苦労は吹き飛びます。

16:00

社内ミーティング

打ち合わせ結果の整理・共有に加え、お客さまから指摘のあった項目の検討に入ります。 日本の担当者とも情報を共有し、検討結果を早く出すためにも、分担して検討を進めていきます。

18:00

帰宅

出張メンバーと一緒に買い物や食事に行きます。日本にはないサイズの食事には毎回驚かされます!