関西工場 リニューアル工事完了・本格稼働開始のお知らせ

お知らせ

2023.10.24

平田機工株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:平田雄一郎)は2021年より段階的に行ってきた当社関西工場のリニューアル工事(建替工事)を10月をもって完了し、運用を開始しました。10月23日には、三日月大造滋賀県知事ほか地元でお世話になっている方々をお迎えして落成式を開催しました。

 

I.新工場概要

①所在:滋賀県野洲市小堤500番地(※現住所から変更ありません)

②敷地面積:30,048㎡(敷地面積に変更はありません)

③延べ床面積:13,194㎡

※新工場は、3つの建屋とエンジニアリングセンターで構成されます

 
(手前の建物が新設したエンジニアリングセンター)

II.新工場の特徴

工場の全面リニューアル工事にあたっては、以下のコンセプトのもと社員のアイデアが幅広く取り入れられています。

 ① 社員の意見を取り入れて職場環境改善・向上を目指す

 ② 持続可能な環境保全の取組みを強化する

 ③ 当社の認知度向上や企業イメージ向上につながる事業所を目指す

 

上記の考えも考慮しながら、2021年4月よりリニューアル工事に着手し、以下の特徴を持つ建屋群が完成しました。

 1.生産性の向上

  (1)生産現場における生産性の向上

2,800㎡の組立建屋を新設し、また、既存建屋内の機械設備のレイアウトを見直すことで、調達から機械加工、塗装、組立までの工程で生産の流れを整流化し、一貫したものづくりができる体制を構築しました。これにより、さらなる生産性の向上を期待します。

 
(敷地全体図)
 

  (2)管理間接部門における生産性の向上

ブーメラン型のデスクを採用し、社内コミュニケーションの活性化を損なわずに、開発・設計担当者が自由な発想のもと集中して業務に取り組めるレイアウトとしています。

 

 2.多様な働き方への対応

  (1)多様な働き方に対応できる執務スペース

フリーアドレスを採用し、社内コミュニケーションの活性化や執務スペースの効率化を図ります。その他、防音効果のあるミーティングBOXの設置や、バリアフリー化を行い、多様な人材の活躍や多様な働き方の実現を目指します。

  (2)リラックス・リフレッシュできる空間の整備

食堂には豊富な席種・席数を準備し、休憩スペースを併設しています。また、社員が誰でも無料で利用できるトレーニングルームを導入します。社員がリラックス・リフレッシュする空間を整備するとともに、社員同士のコミュニケーションの活性化も期待します。

 

 3.滋賀県と当社・本社所在地である熊本市の自然の融合

滋賀県の木である「もみじ」と当社・本社所在地の熊本市の木である「イチョウ」を、中庭に植樹し、両拠点が繋がるイメージを表現しました。また、関西工場の創業当初から敷地内にある石や、歴史ある信楽の土などを使用し、琵琶湖を中心とした美しい景観を中庭に再現しました。

                               (中庭イメージ図)

 4.地域とともに生きていくCSRの取り組み

  (1) 湖南広域消防局の「まちかど救急ステーション(救急協力事業所)」に認定

AEDの設置や、救命講習を受けた従業員の配置により、「まちかど救急ステーション」に認定されました。関西工場周辺で、けが人や病人が発生した際に対応可能な体制を整えています。

  (2)受水槽容量の増量

受水槽の容量を2倍に拡大し、災害時に当社従業員や地域の皆さまにより多くの水を提供いたします。

  (3)生ごみ処理機の導入

生ごみを水と炭酸ガスなどに分解し消滅させる「エコ・ストリーム」を導入し、食堂から排出される生ごみの量を約50~60kg/月削減します。

  (4)障がい者アートの設置

エンジニアリングセンター1階エントランスに設置したデジタルキャンバスに障がい者アーティストの作品を常時展示します。障がいを持つアーティストと社会をつなぐ支援を行います。

 

III. 新工場落成式

10月23日(月)に落成式を行いました。

当日は三日月大造滋賀県知事ほか地元でお世話になっている方々を関西工場エンジニアリングセンターにお招きし、新工場の完成をご報告しました。

(落成式の様子)
(三日月滋賀県知事よりご祝辞をいただく)
(テープカットの様子)
(工場にて説明を受ける三日月知事)