HIGOMARI®受託解析Q & A
Q1: 多変量解析とは何ですか?
A1: 多変量解析とは、多くの情報の特徴を要約する手法の総称です。情報の要約により、分かりやすく説明できることが期待されます。様々な多変量解析法の中で、目的(可視化や予測など)、情報の質と量、リファレンス用の情報の有無などによってふさわしい手法が選定されます。HIGOMARI®は、クラスタリング(複数のデータに含まれる要素を、特定のルールに基づいた分類)と特徴選択(複数のデータに含まれる要素のうち、意味のある要素のみの選択)に用いられます。
Q2: 一般的な多変量解析と何が違うのですか?
A2: 当社の解析法HIGOMARI®は、一般的に使用されている解析手法に対して、偽陽性要素の除外(FPO)および偽陰性要素の採用(FNI)の2つの解析ステップを追加することで、一見関係性があるように見えるけれども実は関係性のない要素を除きつつ、従来の解析法では見逃していた有望な要素を新たに取り出します。これにより、より精度の高いグルーピングが可能になりました。
Q3: 具体的にどのようなデータが多変量データに該当しますか?
A3: 多変量データは、複数のモノ(変数)を同時に(または同条件下で)観測したデータを指します。例えば、複数の地域における温度と湿度、空気質、UV指数などや、複数の食品から測定した各種栄養成分量、さらには複数の商品の月ごとの売上などが多変量データとして扱われます。
Q4: 多変量解析「HIGOMARI®」について、詳しく説明して欲しい。
A4: お気軽にご相談ください。担当者が丁寧にご説明いたします。
Q5: 解析料金はどの程度かかりますか?
A5: ご希望の解析内容によって異なりますので、お問い合わせください。
Q6: 納品までにかかる時間は?
A6: 受注案件の込み具合によって異なりますが、データの受け取りから1ヶ月程度での納品を想定しています。
Q7: 何が納品されますか?
A7: 解析データおよび報告書を電子データで納品します。
Q8: 使い道のイメージができません。具体例があれば教えてください。
A8: HIGOMARI®は、種々の評価系や計測器、分析機器、アンケートなどから得られたデータの一括解析に有効です。グルーピングしていく「要素」は被測定物のことを示し、例えばバイオサイエンスでは遺伝子と代謝物など、経済では企業の財務指標と株価など、生産設備の品質管理では平均故障間隔とタクトタイムなどが挙げられます。同じグループに集まる要素は、同様な特徴や有意な関係性を持つと解釈することで、様々な場面で役立ちます。 我々の思いも寄らないところでも使い道は様々です。お客さまがお持ちのデータに本解析が有用かどうかについてご興味があれば、お気軽にご相談ください。
Q9: 解析できるデータはどのようなものですか?条件はありますか?
A9: 数値データであればどんなものでも解析可能です。観測条件さえ揃っていれば、種類や単位、スケールを問わず異質のデータも解析に利用可能です。なお、観測条件が多いほど有意な結果が得られます。本受託解析サービスでは6個以上の観測条件を必要とします(10個以上を推奨します)。