当社ラボの高度な最先端分析機器群を活用した受託分析サービス 2025年4月よりスタート

お知らせ

2025.03.24

 平田機工株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長執行役員:平田雄一郎、以下「当社」)は、持続可能な社会の実現に貢献する新事業として、生物遺伝資源(主に植物遺伝資源)を利用した新規ビジネスの開拓に取り組んでいます。
 当社は、2024年3月より、海外(アルゼンチンとインドネシア)の植物遺伝資源のサンプルを提供国との複雑な手続きを経ることなくお客さまに提供する開発支援サービス「ぷらんつプロ」を開始し、また社内に高度な設備を備えたラボを設置し、成分分析、データ解析、および活性評価により科学的に効果が証明された植物遺伝資源を見出し、ライフサイエンス分野における研究開発を進めています。
 このたび当社は、遺伝資源研究開発で培った技術および保有する最先端分析機器群を活用した受託分析サービスを、2025年4月より新たに開始しますのでお知らせいたします。

Ⅰ.受託分析サービスの概要

  • お客さまからご提供いただいたサンプルの成分分析を行い、分析結果をデータとして提供します。
  • お客さまは、当社に分析業務を委託することにより、最先端の分析機器による高品質な分析結果を容易に入手することができます。

  • 基本的な定性分析のサービス提供から開始します。今後の研究開発により獲得する技術、およびお客さまからのご要望を反映し、さまざまな有用オプションを追加していく予定です。

 <受託分析サービスの流れ>
 <受託分析サービスの主な特長>
  (1) ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)、または液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)
     を使用し、香気成分と溶液成分、双方の分析に対応します。
  (2) 超高分解能での精密質量分析を可能とするOrbitrap質量分析計により、確度の高い組成演
     算、および化合物予想結果をお客さまに提供します。
  (3) お客さまご指定の成分の質量スペクトルを、最大分解能 240,000(GC-MS)および480,000
     (LC-MS)、小数点以下4桁の精密質量値で提供します。
  (4) GC-MSでは、一般的なヘッドスペース法、液打ち法に加え、ヘッドスペースマイクロ固相抽出
     法(HS-SPME)に対応し、微量な香気成分であっても効果的に捕集、分析することが可能で
     す。
  (5) ミル、マルチビーズショッカー、ホモジナイザーなどによる破砕に加え、振盪(しんとう)、超
     音波、ソックスレー抽出など、多彩な前処理が可能であり、これら全てを当社で行うことによ
     り、お客さまのご負担を軽減します。

Ⅱ.本サービスを開始する背景

  • 当社が当該分野における新規事業開拓に挑戦している背景としては、自然豊かな熊本に根差しつつ、 海外へ事業展開を行ってきた企業として、国際的な環境問題に対する解決策を率先して提示し、持続可能な社会の実現に貢献したいという強い意志があります。
  • 当該分野の研究開発を推進する上で、強力な分析・評価能力の獲得は不可欠であるため、当社ラボ内に先端分析機器群を導入し、有望な植物遺伝資源の探索を進めています。
  • この強力な分析能力を、社内利用のみではなく、お客さまにサービスとして提供することにより、研究開発、商品開発を促進し、技術や社会の発展を牽引する企業を目指します。

国内有数の先端分析機器群を備えた当社ラボ

Ⅲ.本サービスに関する売上・損益計画

     現時点では非開示とします。

Ⅳ. 当社概要

会社名 平田機工株式会社
本社所在地 熊本県熊本市北区植木町一木111番地
代表者名 代表取締役社長執行役員 平田 雄一郎
設立 1951年12月29日
資本金 2,633 百万円
事業内容 各種生産システム、産業用ロボットおよび物流関連機器等の製造ならびに販売
上場市場 東京証券取引所 プライム市場(証券コード 6258)
従業員 連結 2,323名
単体 1,419名 ※2024年3月31日現在
事業所 国内7拠点(熊本県4拠点、栃木県、滋賀県、東京都)
関係会社 国内3社(熊本県2社、東京都)
海外9社(アメリカ、メキシコ、ドイツ、シンガポール、タイ、マレーシア、中国2社・台湾)
ウェブサイトURL

https://www.hirata.co.jp/

以上