環境負荷低減

エネルギー使用量/CO2排出量の推移

当社では「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」(省エネ法)に基づき、エネルギー使用の合理化に取り組んでいます。2020年度は熊本工場において新たに本社工場エリアの稼働が開始したため、エネルギー使用量、エネルギー使用量原単位はともに大幅に増加しています。環境目標において、2020年度を基準年度とし、2023年度までに当社のエネルギー使用量原単位を3%削減すると掲げています。2022年度は電動フォークリフトや高効率エアコンの導入および生産高の増加により、エネルギー使用量は2020年度と比較して、実質生産高比12.8%の削減となりました。CO2排出量についても環境目標において、2020年度を基準年度とし、2023年度までに実質生産高比でCO2排出量を3%削減すると掲げています。2022年度はエネルギー使用量の削減および、電力会社のCO2排出係数(基礎排出係数)の減少により、実質生産高比でCO2排出量は23.2%削減となりました。また、サステナビリティ委員会にて中長期の取り組みを議論しており、具体化した施策は今後に反映していきます。

水資源保全のための取り組み

当社は水資源保全のために、水使用量削減および工場排水の監視を行っています。工場排水については、毎年すべての工場の排水分析を行い、異常があれば対応を行っています。

資源循環に対する考え方

当社では、持続可能な社会の実現のために、ライフサイクルの各段階(材料・部品の調達、設計、生産、使用後の廃棄)における資源循環を考慮したものづくりに努め、環境配慮設計を通じて、製品の製造時に使用する原材料の削減や廃棄時にリサイクル可能な製品の生産を推進しています。さらに、海外サプライヤーさまから輸入する一部の装置に対する梱包資材の削減や生産活動における廃棄物の削減、およびリサイクルの推進に努めています。

廃棄物排出削減のための取り組み

当社から発生する産業廃棄物は、主に木くず、廃プラスチック、廃油です。木くず、廃プラスチックについては納品物の梱包に使用されていたものが、開梱後に廃棄物として排出されています。そのため、海外サプライヤーさまから輸入する一部の装置について梱包方法の見直しを行い、簡素化することにより廃棄物排出量の削減に取り組んでいます。

有害物質管理

欧州RoHS指令*1、REACH規則*2 を代表とする国内外の化学物質関連法規制に対応するため、製品に含まれる化学物質の管理強化を進めています。 サプライヤーさまからchemSHERPA*3 を通じて情報をご提出いただき、製品含有化学物質調査にご協力いただいています。今後も引き続き製品含有化学物質管理への対応に努めていきます。

※1 EUの有害物質規制
※2 EUの化学物質管理規制
※3 サプライチェーンにおける製品含有化学物質情報伝達のフォーマット