グループガバナンス

Hirataグループは、平田機工株式会社および連結子会社12社で構成されており、自動車関連事業、半導体関連事業、その他自動省力機器事業を柱に、北米・欧州・東南アジア・中国・台湾を拠点に事業を展開しています。

当社は、取締役会において「内部統制システム整備の基本方針」を定め、グループ統制の強化に取り組んでいます。グループ各社では、経営陣の職務の執行状況を監視するほか、関係会社管理規程に基づき、重要な意思決定に関する当社の関与、コンプライアンス違反など重大事案の当社への報告の徹底などを行うことでグループ統制の強化を図っています。

グループ統制における直近の主な取り組みとしては、2023年度中にグループガバナンスの基本方針の策定を目指して、関係会社管理部門、総務部門、経営企画部門などの複数部門のメンバーからなる分科会を設置し活動しています。検討中の基本方針では、関係会社に対して、「資金管理」や「人事の放免」「事業戦略への関与」などの観点で関与水準を設定し、各社の財務状況などを加味したリスクベースのモニタリングをすることで、統制を効かせることを検討しています。

また、左記方針の策定と並行して、管理本部各部門と関係会社管理部門が協力し、グループ本社機能のあり方についても 2023年度中に見直しを完了する計画で活動を行っています。各部門に一任されていたグループ各社に対する本社側の機能の対応範囲などについて一定の統制を効かせることで、グループとしての企業価値の最大化に向けた最適な体制の構築を目指しています。

また、グループ全体のシナジーを高めるために、各社による報告会(国内関係会社は四半期ごと、海外関係会社は半期ごと)を定期的に開催し、事業戦略や課題の共有、業績のモニタリングなどを適宜実施しています。

監査においては、当社の監査等委員によるグループ会社への監査を実施するとともに、「グループ会社監査役連絡会」を定期的に開催し、グループ各社の監査状況やリスク関連事項の共有などを通じて、企業集団に対する監査の実効性を高めています。また、内部監査部もグループ各社に対する監査を定期的に実施し、取締役会および監査等委員会への報告を適時実施しています。